2012年07月02日

増税は無能な政治家が真っ先に行うことだ!

消費税増税への反対を訴え、小沢グループが民主党に離党届を提出した。小沢氏はつい先日まで、メディアの取材に対し、「離党は考えていない」との発言を繰り返していただけに意外感がある。

僕も現時点での消費税増税の可決には反対だ。万策尽きて、増税に踏み切らざるを得ないなら分かるが、全然、そのように思えない。国民に負担を強いる増税はあくまでlast resort、最後の手段であるべきだ。

民主党は2009年の前回衆議院選挙で、公務員給与の2割削減や国会議員の定数削減を訴えたが、実現していない。そうした結果も出てないうちに、とりあえず消費税で取りやすいところから金を取ってしまおう、との意図が感じられる。

そして、もう一つの大きな反対の理由は、野田政権が成長戦略に力を入れ、増収を目指そうとしていないことだ。

海外に目を転じてみれば、増税なくとも成長戦略に積極投資し、財政赤字を財政黒字にかえた政権もある。

アメリカのビル・クリントン政権がそうだ。

クリントン政権は1993年1月、ブッシュパパ時代の過去最悪の莫大な財政赤字を背負い込んで誕生した。ブッシュパパは第一次湾岸戦争での戦費を膨張させる一方で、イラクのサダム・フセイン政権を崩壊させることもできず、大統領一期で退陣した。

しかし、そんなブッシュパパ政権の負の遺産を引き継いだクリントンは、大規模な増税どころか、副大統領のアル・ゴアが提唱した「情報スーパーハイウェイ構想」に政府投資し、IT産業を育成。ニューエコノミーと呼ばれ、ITバブルを作るほどの新産業を育成した。アマゾン・ドット・コムやグーグルなどが時代の寵児として誕生した。

その結果、政権を受け継いだ時にはGDPの4.7%に及んでいた財政赤字を、大統領2期目には財政黒字に転換。「双子の赤字」と呼ばれ30年近く続いていた財政赤字は1998年に解消され、GDPの2.4%まで財政黒字を膨らませた。ブッシュ息子政権がクリントン政権にとってかわる2001年まで黒字が続いた。

日本でも、賛否両論はあるものの、小泉・竹中路線のもと、増税なき増収を果たした実績がある。今の民主党は、経済オンチばかりで、成長戦略がうまく描けていないし、実行もできていない。経済の専門家も、実行力をもった政治家もおらず、まったくだめだ。結果を残せない政権は何を言ってもだめなのだ。

少子高齢化をしきりに叫ぶなら、海外からもっと移民を受け入れたらいい。国内で生まれた新生児に日本国籍を与えるよう国の方針を変えたらいい。アイデアも実行力もないから、国民からあきられている。

今の野田首相がやらなくてはいけないことはまず無駄を大幅に削り、予算の大幅組み替えを実施すること。そして、増税よりも成長産業にどんと投資することだ。このままではどんどん縮小経済に陥り、G8からも転落しかねない。
posted by Kosuke at 16:26| Comment(0) | 国政
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