2012年06月26日

ジャパンフォーカスにオスプレイの記事が掲載されました

アメリカの学術団体、The Asia-Pacific Journal: Japan Focus(通称、ジャパンフォーカス)に、オスプレイに関する拙稿が掲載されました。

Osprey Deployment a New Tinderbox on Okinawa

Kosuke TAKAHASHI

ジャパンフォーカスからの執筆依頼はだいたい次のようなパターンになっている。

アジアタイムズに僕の記事が掲載されると、コーネル大学のマーク・セルデン教授がそれを読む。そして、彼がジャパンフォーカスにもぜひ載せたい、と思ったような僕の記事が出た時に、お声がかかる。

アジアタイムズに載った記事をそのまま、ジャパンフォーカスに転載するのではなく、補足取材をして少し膨らませて、ジャパンフォーカス向けに書いている。

ボランティアの仕事であり、ジャパンフォーカスからは一切、報酬は受け取っていない。

いろいろな取材に追われる中、僕がジャパンフォーカスに寄稿しているのは、日本から海外にもっと情報を発信しなくてはいけない、との思いがあるからだ。

90年代後半、朝日新聞で記者をしていた頃、北方領土問題でも沖縄問題でも日本語だけで書いても、全然物事が動かないことを痛感した。(僕は当時、北海道沖縄開発庁長官を務めていた鈴木宗男氏の番記者を半年ぐらい務めていた。)

日本語を読める読者は世界全体でもせいぜい1億とか2億人。英語を読める人々はそれよりも一桁も多く、10億とか20億人に及ぶ。英語で書いた場合、読者の広がりが違う。影響力が違う。

そして、沖縄の基地問題でも、北方領土問題でも、英語で書いて、ワシントンの政治家や役人にダイレクトに訴えることが重要だと思っている。悔しいかな、世界は彼らによる「ワシントン政治」で大きく動かされている。(北方領土問題でも、いわゆるヤルタの密約で、アメリカがソ連の対日参戦と引き換えに、北方領土をソ連に与えることを黙認した。つまり、アメリカの責任も大きい)

いくら沖縄の問題の解決に貢献したいと思って、日本語で記事を書いても、ペンタゴンの役人たちは日本人記者が書いた日本語記事をわざわざ翻訳業者を雇って読もうとはしない。日本人自らが自らの言葉で、英語で発信するほかない。

川崎大師近くの下町で育った僕にとっても、英語で記事を書くのは決して簡単ではない。でも、以上のような思いから、英語でいつも記事を書いてきている。

僕ももう40代。もっと若い世代の日本人記者が少しでも多く「日本からアジアへ」「アジアから世界へ」の思いを持って、世界に向けて発信していってほしい。

僕の目からすると、日本はどんどん世界の中でプレゼンスが下がり、小国化している。それを補う意味でも、後に続く若い記者にも対外発信に積極的になってもらいたい。若者が内向きになっている場合ではない。
posted by Kosuke at 01:03| Comment(0) | 在日米軍
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